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【メディアパフォーマンス・シリーズ】
ドキュメンテーション+ノート
教育で名高い秋田県にて、その地域性を活かし、方言と標準語のはざまに生まれる言葉の教育に注目したプロジェクト『秋田国語伝習所』。ローカルメディアとのコレボレーションによって、地域の歴史を読み替え、現代を再発見する試みはどのようなプロセスで実施されたのか、実際に秋田県の多くの小学校で採用されている"秋田県式自学ノート"にならい、プロジェクトの全体像を記録したノート。
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[歴史を学ぶ]
学力日本一の村と呼ばれる東成瀬村の教育手法を学び、方言と標準語のはざまに生まれる「言葉の教育」に注目した経緯を紹介。
[歴史をひらく]
東北地方で長い歴史を持つ秋田魁新報に掲載された、林立騎による<時代の標準化の中で>を収録。リサーチを通して見えてきた遠藤熊吉による独創的な言語教育を軸にした論考。
[物語をつくる]
小説家・温又柔による秋田の言葉と学校教育をテーマとした、秋田が舞台の短編小説『おてんきゆき』を全文掲載。
[地域メディアを「学校」に]
新聞、ニュースサイト、ABSラジオ、秋田ケーブルテレビ、NHK秋田など、プロジェクト期間中のメディア展開の全貌を紹介。
[参考資料・ノート]
東成瀬小学校の教育方針(2015年)や、遠藤熊吉による『言語教育の理論及び実際』(1930年)を参照。
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32p|ソフトカバー 25.7 × 18.4 cm|日本語
発行:Port都市リサーチセンター|2016年7月